くぼ骨ニコニコブログ
痛みは記憶する?!
【日本初!セカンド・セラピスト】の久保公人です。
痛みは記憶するってどういうこと?
人間は身体を危険から回避するために、様々なネガティブ要素を記憶します。
たとえば、熱いやかんに触ってやけどをしたら、次から同じことを繰り返さないために同じ状況が訪れた時には、それが危険だと記憶しているので、熱そうなやかんには手を触れないでいようとします。
でも、このすばらしい記憶能力が良くない働きをすることがあります。
たとえば、膝が痛い。治療して良くなっている!
しかし、なんか痛いような気がするなんてことが起こるのです。
これ、自分が作り出した記憶で痛みが改善しない人に多くみられるパターンですね。
たとえば、痛みで30度しか曲がらなかった膝が60度まで曲がるようになった。
治りの早い人の特徴は「さっきよりめちゃくちゃ曲がるようになったやん!」
逆に治りの悪い人は「まだ、これだけしか曲がってないやん!」ってなるわけです。
見方の違いだけなんですけど、治りの悪い人、いつまでも痛い痛いと思っている人の思考回路がマイナスにしか働かないと、治りは本当に遅くなります。
「病は気から」ってのは、こういうこと。
よくあるのが
肘から先を切断しなくてはいけない事故に遭ってしまった人、手術も成功し、肘から先の切断はしなくてはいけなくなってしまったが、命は助かった。でも、記憶が痛みを呼び戻します。
今はなくなってしまった肘から先の記憶が痛みを出すんです。
ないはずなのに、手の先が痛むのです。神経も血管も筋肉もないのに。
これは切断を余儀なくされた方に起こる現象です。
ないのに痛いっておかしいと思いませんか?
ある意味、脳はそれくらいあいまいで状況に左右されやすいってことです。
つまり、まだこれだけ痛いと思うか、これだけ良くなったと思うかで、変わってくるってことです。
とらえ方、考え方で人生、楽しくもなれば、憂鬱にもなる。
同じ人生なら、楽しくありたいものです。