くぼ骨ニコニコブログ

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痛みどめの怖さ

バランス調整

【日本初!セカンド・セラピスト】の久保公人です。

よく処方されるお薬として、痛みどめってあると思います。
それを飲む人も多いはず。

痛みどめは上手に使わないと非常に怖いです。

今日はそんな、一例をあげてみたいと思います。

高校1年生の夏から右肘に痛みがあり
整骨院に週2,3回治療に通いながら、サポーターをして練習を続けていました。

そんな中、来院される1週間前の守備練習中に、ショートのポジションから
送球した際に肘の強い痛みが出現し状態が悪化してしまいました。

新チームがスタートし秋季大会が近かった為、
朝、昼、夜の3回に分けて痛み止めを1錠ずつ服用して1週間痛みを我慢しながら
練習を続けていましたが、

肘の状態はどんどん悪くなっていき
肘を曲げる事ができなくなりました。

こちらが来院された時の状態です。

全然曲がっていないですよね。痛々しいですね。

この状態で投げていたらしいので、そうとう我慢していたと思います。

これ以上曲げれないので

ご飯を食べるのもままならない状態で、

しかもこれは痛み止めが効いていてこの可動域ですので、

本来は画像よりもかなり悪い状態です。

これが施術後の状態です。

この状態は痛み止めを1日3回服用していて、

まだ痛み止めの効果が残っています。

 

次の日の状態がこちらです

最初より曲がってないですよね。

それだけ痛み止めが効いてたということですね。

しかも施術した後でこの状態ですから、施術をしなかったらもっと可動域制限も痛みも

出ていたでしょう。

そしてこれがこの日の施術後の状態です。

今回、お分かり頂けるように痛み止めというは名前の通り
痛みを止める為の薬であって
決して痛みを治すというものではありません。

これ以上動かしたら危ない!!


と体が出している防御反応を薬によって分からなくする事により
本来であれば痛くてできない動きができるようになります。

そうするとカラダ中の状態はどんどん悪化してしまい悪循環になってしまうという
リスクが隠れているのです。

今回の肘の状態も、あのまま痛み止めを飲み続けていたら
もっと悪い状態になっていたかもしれませんね。

痛み止めは使いようです。常時使用して治るものではありません。

痛みを止め、それから治療の必要があります。

今回はお写真をお借りしました。